
はたらく細胞のはなし

こんにちは。だいぶ前の話になりますが、映画「はたらく細胞」を観てきました。
かなり面白かったんですけど、生理学の勉強をしていた頃を思い出しましたので、今回ははたらく細胞について書いていきますね。
体内の細胞の話なんですけど、血液中の細胞である血球たちが主人公でした。国家試験の勉強をしていた時は生理学の中で勉強しましたが、個人的には生理学は苦手でしたので、覚えるのに苦労しました。
血液の成分として血球と呼ばれる細胞と残りの血漿に分かれることになります。
血球の中には、はたらく細胞で活躍する赤血球や白血球などがあります。
映画の中で活躍した細胞について書いていきますね。
赤血球:映画では永野芽郁さんが演じてました。血液循環で酸素を体内に届け、二酸化炭素を肺に送る運搬係ですね。
血球の中で最も多く、骨髄で生まれ120日で脾臓で壊れます。
白血球(好中球):外敵から体を守る免疫機能を担う血球で、好中球、好塩基球、好酸球、リンパ球、単球という種類があります。
映画では好中球を佐藤健さんが演じてました。好中球は細菌などが体内に侵入すると真っ先に外敵と戦う役目があります。
白血球の種類の中では一番多いです。
キラーT細胞:リンパ球のひとつで強力な殺傷能力を持つ免疫細胞です。ヘルパーT細胞から指令を受けてウィルスに寄生された細胞を破壊します。
映画では山本耕史さんが演じてました。
ヘルパーT細胞:白血球の種類のひとつであるリンパ球で、細菌やウィルスなどが体内に侵入した際に、敵の情報をもとに的確に攻撃できるように指示する司令官です。
映画では染谷翔太さんが演じていました。
NK細胞:リンパ球のひとつで、ヘルパーT細胞の指示なしでも自らの判断でウィルスに寄生された細胞やがん細胞を攻撃することができる細胞です。ナチュラルキラー細胞の略で、映画では仲里依紗さんが演じてました。
マクロファージ:大きな白血球です。強い貪食作用を持ち、細菌やウィルスをとらえて殺し、抗原や免疫情報を見つけ出す役目があります。
映画では松本若菜さんが演じていました。
血小板:赤血球や白血球と同じ血球成分です。一番小さな血球です。血管が損傷した際に集合して傷口を防いで止血します。
映画ではマイカピュさんが演じていました。
ざっと簡単に紹介してきましたが、血液の中の細胞にもこれだけの役目があり、普段何気なく生活している中で細胞たちがこれだけ働いているんですよね。
生理学を勉強している時はすごく難しく感じていましたけど、当時この映画を観ていればわかりやすく理解できたかもしれないですね。
季節の変わり目で気温の変化も激しい時期です。当院では免疫効果を促すようなストレッチなども施術しておりますので、体調など気になる方は是非、来院くださいね。