肩甲骨はがしって何?①(肩甲骨について)
こんにちは。
今回は「骨盤調整」と並んで人気の施術「肩甲骨はがし」について書いていきたいと思います。
肩甲骨はがしも整体やカイロプラクティックの施術の一つです。
肩甲骨はがしについて施術内容なども書いていきますが、そもそも肩甲骨について知っておいた方が施術もイメージしやすく受けやすいと思いますので、今回はまず肩甲骨について書いていきますね。
肩甲骨はみなさんの両肩の主に背中側に触れることができる非常に大きな骨ですね。非常に大きな骨ですけど、他の骨とはほとんど連結していないのが特徴の一つです。
鎖骨と連結して肩鎖関節を形成しています。鎖骨を上から肩の方になぞっていくと薄い溝のようなものに触れると思います。それが肩鎖関節です。
肩関節を形成しているのも特徴ですね。
肩甲骨には非常に多くの筋肉が付着しているのも特徴の一つです。
なんと17種類の筋肉が付着しています。
①僧帽筋 ②肩甲挙筋 ③大菱形筋 ④小菱形筋 ⑤前鋸筋 ⑥小胸筋 ⑦三角筋 ⑧烏口腕筋 ⑨棘上筋 ⑩棘下筋
⑪肩甲下筋 ⑫小円筋 ⑬大円筋 ⑭上腕二頭筋 ⑮上腕三頭筋 ⑯肩甲舌骨筋 ⑰広背筋
これらの筋肉は首から肩、腕、背中や胸にかけての筋肉で、特に肩こりや首の痛み、背中や胸、腕の痛みなどに影響する場合が多いです。
また棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋はローテーターカフ(回旋筋腱板)と呼ばれる筋肉の集まりを形成しており、肩関節を支える筋肉となっていて、肩の運動に重要な役割をしています。
肩甲骨は逆三角形の形をしており、大きな横線の突起した部分は触れることができます。また鎖骨の下あたりを腕の方になぞっていくと腕の付け根あたりに少し硬い突起物に触れる事ができますが、烏口突起といって肩甲骨の一部です。
肩甲骨はがしは肩甲骨に付着している筋肉をほぐし、肩甲骨の可動域を広げることで痛みを和らげていく手技になります。
肩甲骨はがしは痛そうなイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、筋肉をほぐして可動域が広がりますので、肩こりの解消になったり、痛くて上がらなかった腕が上がるようになったりします。
それでは次回は実際の肩甲骨はがしの流れについて書いていきますね。