「鬼滅の刃 上弦集結、そして刀鍛冶の里へ」

こんにちは。
今回は映画を観てきましたので、「スラムダンク」みたいに柔道整復師としての感想を書いていきます。
今回は「鬼滅の刃 上弦集結、そして刀鍛冶の里へ」を観てきました。
映画の内容は去年テレビで放送された第2シーズンの遊郭編の第10話と最終回の第11話、4月からテレビ放送予定の新シリーズ第3シーズンの「刀鍛冶の里編」の第1話を先行上映するというものです。
刀鍛冶の里編はネタバレになっちゃいますので、今回は話さないようにします。

遊郭編の第10話で柔道整復師的に気になった場面がありました。
主人公の竈門炭治郎と仲間たちが鬼と戦っている場面から映画は始まったんですけど、その鬼が堕姫妓夫太郎という兄妹で上弦の鬼にランクされる鬼の中でも上位に位置する鬼です。
仲間たちは傷つき倒れています。炭治郎も傷つきなかなか起き上がることもできない状況です。
そこで妓夫太郎は炭治郎を嘲るように挑発をしていきます。
その際に、炭治郎の人差し指と中指を逆関節にへし折ってしまうんです。
見ていてもこちらも胸を締め付けられるようなシーンでした。
ここで気になったのが炭治郎のこの骨折はどのようなものなのか?です。
指の関節には、指先の方からDIP関節、第二関節のPIP関節、根元にあたるMP関節などがあります。映画で見た限りでは第二関節のPIP関節を骨折させられたように見えました。患部が青くなり皮下出血も起こしていましたね。脱臼も起こしているように見えましたので脱臼骨折も考えられます。

通常では速やかに脱臼の整復を行い、骨折部分を整復固定しないといけないんですけど、それからしばらく炭治郎は鬼と戦い続けましたしその状態で刀を振るい無茶を続けましたね。
骨折した骨が癒合する期間の目安に「グルトの骨癒合」というものがあります。手指の場合、2週間が目安ですが、これは条件が最適だった場合なので、炭治郎の場合はもっと長期間必要じゃないかと思います。
鍛えられた炭治郎の場合は、2か月間気を失って完治したみたいですけど…
さらに機能回復のためには、リハビリも必要ですので、骨折や脱臼した場合は、すぐにお医者さんに診てもらってくださいね。

次回は肩甲骨はがしについて書いていきたいと思います。

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