骨盤矯正って何?その1(骨盤の特徴)

こんにちは。普段施術をやっていて患者さんから骨盤矯正についてよく尋ねられる事があります。
当院では施術メニューとして骨盤矯正は設定していませんが、患者さんへの問診や検査から骨盤矯正が効果的だと判断される場合は、患者さんに確認したうえで骨盤矯正の施術を行っています。
今回から数回に分けて、骨盤矯正についてまとめていきたいと思っています。

骨盤矯正は整体やカイロプラクティックの施術です。以前、書きましたが、整体やカイロプラクティックは決まった施術方法などはありませんので、実施している院によってそれぞれ様々な方法があるのではないかと思います。
骨盤矯正について施術方法などをまとめる前に、骨盤の特徴をまとめた方がわかりやすいと思いますので、今回は骨盤の特徴についてまとめますね。

骨盤とは腰のあたりに位置するとても大きな骨ですね。
寛骨と呼ばれる大きな骨が2枚前後で結合して、腰の骨を形成しています。寛骨は腸骨恥骨坐骨から形成されています。
寛骨は前方で恥骨が結合しており、後方は仙骨と呼ばれる骨の左右で結合して仙腸関節を形成しています。
骨盤矯正はこの仙腸関節が重要になってきます。
背骨を指で腰からお尻に向けて触っていくと、少し平べったい逆三角形の大きな骨に触れることができると思いますが、これが仙骨です。
仙骨を左右に触っていくと溝のようなものを感じることができると思いますが、これが仙腸関節になります。
骨盤矯正はこの仙腸関節のずれを修正する施術です。
解剖学や医学、もちろん柔道整復師などの勉強をされた方なら、ここで鼻で笑っているかもしれません。「仙腸関節は動くのか?」って。
仙腸関節は関節ですが、動かない関節なんですよね。動かない関節なのに、ずれが生じる?と疑問を持たれるかもしれませんが、整体やカイロプラクティックでは少し動くという認識だそうです。
個人的な考えとしては、仙腸関節が動いてずれが生じるというよりも、生活するにおいて様々な要因で、筋肉のハリが出たり成長過程においてずれが生じているのではないか?と思っています。

また骨盤はその形状に男女差があります。女性の骨盤は男性よりも大きく上から見ると楕円形のたまごのような形状ですが、男性の骨盤はせまくハート形をしています。
これは女性の骨盤の方が広がりやすい形状をしているという事で、出産などが影響していると思われています。
ですので、女性の方が骨盤矯正の必要性が高いと思われますし、特に産後などは骨盤のバランスを崩して違和感を感じる方が多いのも特徴ですね。

次回は実際に骨盤矯正の施術方法についてまとめますね。

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