柔道整復師って何?

こんにちは。今回はこれもよく聞かれる事の一つですけど、柔道整復師って何?について書いてみたいと思います。

よく言われるのが、「整体の先生でしょ?」なんですけど、大きく違います。整体との違いは前回に書きましたので、そちらをご覧いただければと思います。
柔道整復師とは、業として柔道整復を行うことができる日本の国家資格、その国家資格を持つ者です。と、柔道整復師法において規定されるというような事を柔整の専門学校で学びました。
骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷(肉離れ)に対して、「整復」「固定」「後療法」を施すことで、患部の自然治癒力を高めていくことを目的としています。
医業類似行為の一つで、他にあん摩・はり・きゅうなどがあり、あんまマッサージ指圧師や鍼灸師も国家資格になります。

柔道整復師の一番大きな特徴は保険療養費の取り扱いができる点ですね。ただし、骨折、脱臼、打撲、捻挫などの「急性期の新鮮な状態」に対する施術には保険療養費の取り扱いは可能ですが、肩こりや腰痛などの慢性期の疾患に対しては取り扱いは不可になっています。
柔道整復師は施術所の開業が認められていて、「接骨院」「ほねつぎ」「柔道整復院」などの名称を付けることが可能です(「整骨院」は本来は認められてはいないんですが、行政上の判断で許可されています)

柔道整復師の国家資格を取得するには、専門学校や短大、大学などの養成施設で勉強する必要があります。専門学校では3年間学びました。
解剖学や生理学、柔道整復理論などを勉強し知識を身に着けていきます。柔道整復師ですのでその名の通り、柔道の授業もあります
養成施設で卒業資格を得られれば、国家試験の受験資格も得られます。もちろん実技の試験や柔道の試験もあるので、結構濃密な時間を過ごすことになります。

国家試験は1年に1回行われています。
試験には「必修問題50問」「一般問題200問」の計250問がマークシートで出されます。わたしが受験したときは「必修問題30問」「一般問題200問」でした。
必修問題は80%以上(40点以上)、一般問題は60%以上(120点以上)正解すれば合格になりますが、必修問題、一般問題のどちらか一方でも合格点を上回っていなければ、不合格になります。
合格率は全体で例年60%前後、新卒合格率は80%ぐらいです。
1年に1回しかチャンスがないので、すごく緊張しますしプレッシャーが高かったのを覚えています。

今回は柔道整復師について書いてみました。

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